イ・サニミ

愛した　あいつの
イグアナ　苛めて
嘘まで浮かんでる
可笑しな　お菓子に
風穴　翳して

少女は心に獣を飼う

少女は心に獣を飼う
白い鬣とまっさらな尾
勇ましい姿に相応しい名
呼べば答えて微笑むんだ
小さい部屋に一人きり

見せ掛けリアリティ

いつかトレジャー
I am a swimmer
飛び出したきりのフラワー
閉ざしてダーリン
トップシークレット

明日はいつ来るの？

焦げ付いた泡
詰まらない水道
ご機嫌は如何？
囁く果ての果て
そわそわしちゃうわ

背徳にキッス

背徳にKiss
欲望にTouch
まどろんだSound
躓いてLoop
Platonic love

ラヴソングカッコカリ

ぱーりらーりらー
たーりだーりらー
手を叩くビーナス
笑ってる　笑ってる　
望むエンドレス

ほわたびちゅらっ！

ありきたりなラヴ・ストーリィに
憧れた末路
きっと今なら言える
『そんなもの最初っからなかったのだ！』
退屈に怯えながら

夏に閉じ込められる

夏に閉じ込められ
言葉は剥がれて
八月の末の
冷たい夜に
包まれた歌と

I know！

A
君を知らない綺麗な身体のままで
死んでいけたらこれほどの幸せはないでしょう
汚されて汚されても尚君を求めるだなんて
馬鹿げた真似をして晒す恥の甘美な味

ホワイトワルツ

秘めた白い嘘
潰された罠
残るはひとつ
麗しのワルツ
既存のステップ

（タイトル未定）

ぐるぐるの夢
ささやかな愛
焦げ付いた泡
差し詰め其れが果て
転がる翼

（タイトル未定）

やがて日は落ちて
「もう終いにしやしゃんせ。」なんて
君が言うものだから
其のオレンジを否定してしまわれたのですか
「仕掛けを外さなきゃ。」

（タイトル未定）

A
目を塞いだ体温
口を噤んだサイフォン
耳を劈いた爆音
気付いたときにはもうフィクション

【UTAUオリジナル】欠けた鋏の記憶【音魂屋二太郎】

アナタの髪は空に棚引いて
まるで在りし日の記憶のようで
不意に口に含むと
苦い煙の味がした
触れれば、微か指に馴染み

僕だけのために泣いてくれ

A
胡散臭い月を見上げては
手紙を端から破ってった
冷たいまんまの詰まんない声
ささやかな噂で満ち足りて

名前のない星座

きらきら輝く音に
心を奪われては
微笑む君の隣で
小さく足踏みでステップ
下回る期待ばかりだね