https://note.com/hakuyouku
プロフィールを見る投稿作品6作品
もっと見る-
「こんなきれいな海がみえる場所
暮らしてみたい」きみは言ったね
潮の香りも 寄せる波音も
落ちてゆく陽も すべてやさしい
貝を探そう ひとつだけ
右手にぎゅっと 握りしめて
遠くの船を数えて 言葉を探しているよ
いつかきみがほんとうに
ここで暮らせますように
もしも今日のこと ...浜辺にて
-
干からびた心ひとつ 涙ふたつ
三日月の欠片みっつ 夜もすがら
いつかのしるべいつつ むっつ胸に染みて
名ばかりの愛がななつ 八つ目の約束
いくらかぞえても 帰らぬあなた
いくらかぞえても 終わらない唄
ここのつ紅花 小ぬか雨
遠き日の問わず語り 十に跡も無く
ひいふうみいで泣いて 綾取って
...かぞえうた
-
黒いとびらをそっと開けば
まばゆい白に目がくらんだ
この胸のなか 小さな箱で
眠り込んでた夢が目を覚ます
顔をあげて息を吸ったら
鳴り始めるのさ 鼓動が!
指先が踊る 音が弾ける my sunny tone
モノクロの世界 幕があがってひかりに変わる
左手は刻む 揺れる体で my rainy be...Piano motto forte!
-
改札口からきみの手を引いて
チケットを握り 開(あ)いたドアに飛び乗るんだ
先頭車両のここが指定席
目と目が合ったら それが合図出発しよう
ふたりで
メトロにのって海の底まで 青いさかな 遥かかなた
迷路のような地図を破って 甘いゆめに 揺られながら
紅色(べにいろ)に燃える珊瑚のトンネル
掻き分け...Metoroにのって
-
今日もなんか ちょっと痛い どっか痛い
どうにもこうもならなくて
いつのまにか帰り道は ひとりぼっちで涙が出る
こんなふうに暮れていって どうなるのかは知りたくない
悲しいこと積もりすぎて このからだが押し潰れて
うれしいことひとつふたつ あったとしても消えてしまう
もしもなんてなくて 笑えるけれど...RenTaL
-
右に見えていたお月さまが
カーブを過ぎたら左に居て
森影から溢れた黒い鳥
ループしている曲は
誰にも聴こえていない/互いの耳を塞いで
ほんの少し
少しのアクセルの踏み方で
すべてを察してしまう/錯覚
左に見えていたお月さまが
カーブを過ぎたら居なくなって...Midnight Drive