cana

無気力　自暴自棄
言うはずない「頑張ります」
疲れてない身体を　
わざとらしく横たえて
無意識　自己満足
少しはある虚無感
性質(たち)悪いと嘯いて
ケラケラと嘲笑(わら)ってみる
夕方の　テレビでは
僕の知らない　ワールド・ニュース...

きっと　出会えたことは　必然の外なくて
運命に飢えたあたしを抱いて　早く
嗚呼
薄闇で　触れ合う　静寂
重なった　掌　伝わる
誰かが呼んでいる
あらゆる理論も常識も捨て
唯一　ここで二人　見つめ合える
触れ合った　お互いの指が
絡むこと　ないけど...

いつでも　俯いて
二の足を踏んでた　僕と
いつでも　きらきらと
笑顔で　輝いていた　きみ
目が合ってきみが　微笑んでくれて
鮮やかな色　僕の世界に
速めていく　きみの声が僕の
鼓動を打ち鳴らす
色づけてく　僕のカラーのない
つまらない世界　きみの手が...

何もしないキミに　焦れてるあたし
いくら雰囲気作っても 踏み出さない
どうしてなの？
キミが奥手だと知っていても
いい加減 不安にもなるのよ
香るフレグランス
そうじゃない これはフレイバー
誘う甘い香り
好きでしょう？ 早く食べてよ
何もしないキミに 不安なあたし...

好きだなんて 言ってやるかよ
閉め切った部屋 澱んだ空気
溜息ついたら 出るくしゃみ
昼まで寝ても まだ眠たくて
デジタル時計は危うい表示で
夕方を知らせていた
空を見れば 分かるけれど
１時間前 アイツのメール
返信はしてない
勝手に来るんだからどうせ...