いろちゃ

今を生きて明日も生きてそれでも道はまだまだ続く
終わりのない考え事を旅の供に
「強くなければ生きてはいけないが、優しくなければ生きる資格がない」
あの日あの時あなたが示してくれた心を振るわせる言葉
今を生きて明日も生きてそれでも道はまだまだ続く
終わりのない考え事を旅の供に
ただ歩き疲れて立ち止まっ...

愛、生命の秘
欲望の病巣
快楽の蜜で
理性を支配する
仮初のくちづけと
偽りのまぐわいを
制御する手綱を
尖る感性、匂い立つ嬌声
絡む体勢「あなたのせいね」
響く艶やかな声に任せ...

ふと見上げた夜空をにじませ
鋭く胸を穿つあの日のぬくもり
浮かぶ星を食い散らかし汚して
胸のうちを深く深く侵していく
値打ちが落ちれば次を笑顔でたぶらかす
吐き捨てるように木偶は追いやり淘汰する
さぁ踊れよ、舞えよ
朽ち果てるその時まで
足掻けど逃がしはしない
残滴残らず搾ってあげる...

泣き出した空を仰ぐ
よぎるあなたの癖をなぞる
地を刺すような冷たい雨
隙間だらけの願いを砕く
愛しい景色にじませて
孤独を心にすり込む
あなたには届かない
どうしてなにもいえないの？
過ぎていく日々の淵に
(where are you,my love?)...

ねぇ、まだ今も覚えているよ
もう、少しずつ色褪せゆくけど
そう、それでもまだ忘れやしない
胸（ここ）にまだ君がいるから
trust　あなたは頼りになる人で
hurt　だれにでも等しく優しくて
frust　だからかな時おり見せる
怖いほどの何も宿らぬ顔
ごめんね気づいてあげられなくて
「今更」だと思う...

さぁ紡げ言葉を心のわめくまま
たとえ誰にも届かなくても...
つば吐きつけるように言葉を
口に含めてグチグチ愚痴愚痴
汚らしい音を撒き散らし
自らの手で恥を上塗り
顔が見えないことをいいことに言いたい放題
知性なき獣に今裁きの時を...
姑息なお前の卑怯な言葉が
キズ付けた心の深さがわかるか？...

繰り返す日々にその身をゆだねて
過ぎ行く景色をただただ見送る
あぶく銭で働く哀れな子羊は
死ぬために生きる畜生のようだ
ご高説を垂れるその口を引き裂きたい
刃のような想いが心を斬りつける
羽ばたくこと忘れ翼を千切られた
小鳥たちは今も鳥籠の中
頭が壊れようと心が狂おうと
使い捨ての部品に安息はない...

微かな風すり抜ける声すら
吹きすさぶ嵐の怒号に聞える
何故だろう？
（I am tired of you...）
そう
(just now trying to forget.)
まだ胸の奥に君がいる
見えないように鍵をかけてしまいこんだ
かすれたあの日に
縛られぬように今この手でさぁもう一度...

ひねり潰した夢の名残を
抱き締めて震えている
臆病者に甘い言葉を
ささやいて手篭めにする
身をゆだねれば沈む意識が
安息をちらつかせる
堕ちた心はくすみ始める
もうたすかる術はない
諦めすら忘れた頃にふと誰かが私を呼ぶんだ
進めど進めど救いなんてない世界だけど...