畑中しんぞうの投稿作品一覧

お餅が食べたいお餅が食べたい
四角いのでも丸いのでも
墨で炙ってコンロで焼いて
お醤油かけて海苔巻いて
チーズを乗せて黄粉をまぶして
あんこに溺れ納豆まみれ
お餅が食べたいお餅が食べたい
お汁粉お雑煮なんにでも
大根おろして七味を振って
こたつの中でも食べたいの...

君が返してきた本のページに
鳥の羽根が一枚
これは何かの暗号か
不思議な多角形した消しゴムを
机に飛ばして来た
これは何かの伏線か
謎の答えを教えてくれ
君の気持が判らない
他の娘がぼくを好きらしいなんて
それは本当なのかな...

あーガラス越しにおでんが冷めてゆく
あーカラスが来ておでんを眺めてる
あんなに熱かった私たち
湯気が出るほど沸いていた
でもベランダのおでんと同じ
ちくわもガンモも冷めてゆく
二人の仲も冷えてゆく
あーテラスの椅子笑いころげた日
プラタナスの道手をつなぎ歩いた
あのとき熱かった私たち...

君と初めての時がきたが
この後いったいどうすれば
抱きしめてキスをしてその先は？
いまさら検索できないし
自然が一番と思うけど
ぎこちないことこの上ない
こうしてああしてこの手はどこに
ビデオのようにはならないし
誰でもこんなこと越えたのか
あの人もこの人もみんな...

鏡の国は裏返し
悪いことするのがいいことで
いいことするのは悪いこと
何をしてもいいけど
人を愛してはいけない
鏡の国は嘘の国
快楽探してさ迷い
体求めてもいいけど
愛を信じてはいけない
こんな醜い私が写る...

【1A】
夜明け前の空に
君の涙が作った湖
誰にも知られずに
痛みを抱えていたね
【1B】
心の奥に
その悲しみは住んでいる
言葉にならない
苦しい時間だけを...

【1A】
あの世界から
ぼくたちは
飛び出して来たんだ
いつだって忘れない
忘れたくはないことがある
【1A'】
閉ざされていた
あの扉
開けたときに知った...

ドッペルゲンガー教えてよ　
ほんとうの私
ドッペルゲンガーどうしても
君の背中に届かない
君をそれほど好きじゃないはず
私は私よいつだって
君が誰かと歩いていても
私は別に気にしない
だけど君の後を追う
もう一人の私がいる...

三角形も四角形も
みんな丸かったらいいのに
自転車だってバスだって
みんな丸かったらいいのに
私の心も丸ければ
私はどこへでも行ける
誰ともぶつからない
誰も傷付けない
みんなが話す言葉だって
全部丸かったらいいのに...

もしも地球が止まったら
君の涙を止められる
もしも地球が止まったら
山の向こうへ飛びたって
大きな雲をかき集め
君の帽子にするだろう
もしも地球が止まったら
星降る夜に忍び込み
月の小石を手に取って
君の指輪にしてあげる...

【1A】0：24
【1B】0：38
【1サビ】0：55
ぼくらの行く未来に
約束の道は無い
だれでも一度だけの
初めての今を
生きてる
【2A】1：15
【2B】1：30...

チョコレートが溶けてきたら
ドーナツを浸して
お好みでナッツなど
砕いて振りかけてもいい
砂糖をまぶしたら
さあ召し上がれ
ああそれから
アップルパイも
焼けたら
熱い紅茶入れて...

　私はハーフパイプのコースを見るたびに蚕の繭を思い出す。絹を作る繭を半分に切ったらこんな感じだろうなって。
　なんでだろう。切った繭を見たことなんてないのに。
　あれ以来、よく見る夢なんだ。
　手のひらに乗るような小さな繭の中で、豆粒みたいに小さな君が滑ってる。
　「これは高い。これは高いぞ」ってア...

　マスターは思ったより元気だったよ。右手は麻痺が残っているみたいだけど笑い顔はいつもどおりだ。ぼくたちのプレイに左手だけのシンバルで合わせてくれたけど、リズムがだんだんズレて、しまいに裏に入ったのにはみんな笑った。
　ナツミもユナもレイもいた。昔のメンバー勢ぞろいだ。君の曲も二曲やった。ボーカルはギ...

ここだけーの　話だーよ
君だけーに　話すけーど
遠い場所に　帰るの
そんな定め　あるけど
帰るの　やーだー
月からメールが
毎日来るけーど
スルースルーと　しちゃうの
削除を　ダダダダッダダ
昨日おととい　十五夜の夜...

長い髪を切り
子供の 頃の 顔みたいと 笑う
好きな香水も その長い髪も
ガラスの箱に入れ 鍵をかけた
砂の風が吹く
遠いあの国で
あなたの笑顔待つ
命が
夜の空港には
見送る家族があなたと笑う...

もっといいねが欲しいの
（やだねは要らない）
もっとイイネが欲しいの
（いいねがイイネ）
私が何かしゃべったら
細かいことは気にしないで
私が世界に笑ったら
世界が私にイイネをくれる
有名人じゃなくっても
お金持ちじゃなくっても...