シライソト

静かに響く時計の音
流れて行くよ　バイバイ…
かすかに残る君の温もり
握りしめた
二人歩いた歩道橋
隣で笑う君がいた
寒いからって肩寄せて
静かに手をつないだ
心から温かくなれたよ
今だって　変わらない事実だよ...

腐って落ちた赤い私
ドロドロしたモノが喉を詰まらせる
幾つもの“くだらない”に振り回されて
知ってるのにさあ滑稽に
また自分で首絞める
ありふれたモノすらにもなれずに
かと言って悲劇とか演じたくもない
無理やり塗った表情で誤魔化して
消えてしまったガラス玉みたいなあの頃の瞳さえも嫌いなんだって
知り...

ただイメージチェンジしたいの
なんだかそうね物足りない
飽き飽きしてるステレオタイプに
サヨナラするわ
無限の宇宙
ちっぽけな地球で
ワガママ周り回ってみたいの
誰も知らない飛び方見つけて
毎日が溢れてく
楽しもう！無我夢中にトビウオ...

街の灯りが消える頃
街が崩れる前に　今、飛び出した
あなたを忘れたのは
私じゃないと言いきかせるの
海空に浮かぶ星屑の中　寂しく溺れているの
まわる　くるくる　まわる　世界で置き去りにされたのは
目的地を失ったその日から　迷路に迷い込んだから
歪に纏った過去を捨て　進むだけ
眠る街が目覚める頃
消し...

今日も終わりと一呼吸
二人帰る静かな道で
何も言ってくれないけど
辛いことあったって顔見てわかるよ
無理しないで　笑わないで
手を振って帰る背中が寂しく見えて
どんなに小さな声で泣いていたって
私すぐにあなたを見つけてあげる
苦しいときは全部吐き捨ててよね
いつだって一緒に夜をこえるよ...

煙突から漂う
黒くくすんだリアル
グチャグチャ配管
轟々鳴くガラクタ
刻む歪なリズム
踊り狂うカラス
築かれたフェイクワールド
繰り返し作業
僕でも君でなくても
変わらないシステム...