腐って落ちた赤い私
ドロドロしたモノが喉を詰まらせる
幾つもの“くだらない”に振り回されて
知ってるのにさあ滑稽に
また自分で首絞める

ありふれたモノすらにもなれずに
かと言って悲劇とか演じたくもない
無理やり塗った表情で誤魔化して
消えてしまったガラス玉みたいなあの頃の瞳さえも嫌いなんだって
知りたくもないのに突き刺すように降る事実
愛してるの？
愛してくれるの？
全ては不公平？
心は叫ぶの

何も無いの
何も無いの
私何にも無いの
空っぽな日々が訪れるだけで
何がいけないの？
何が正しいの？
何に縋ればいいの？
何でもないよってまた偽って落ちる

取り繕っただけの形で騙して（騙されて）
内臓は震えるばかりで
幾つもの“くだらない”を愛しすぎて
いつしか本当を見失った化物

気持ち悪くて息も出来ない
枯れて行くの
冷めて行くの
こんなに中に詰まってるのに
何も無いなとあなたは言ったの

生まれ落ちたときから落ち続けてるの？
もう許してよ
この目を抉って
ただ白い肌を優しく撫でてよ

悪く無いの
悪く無いよ
私悪いことしてないのに
何で何にも許されないでいるの？
薄っぺらい理由だけで自由を奪われてくのは何故？
私をもっと奥の奥まで見てよ
見てよ
見つけてよ

全てを切って曝け出して
潰れた赤は美しくなりすぎた