晶霞さん

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イチオシ作品

小説 或る詩謡い人形の記録 1

人形が話すは、とても古い物語。 北の果て、一年のほとんどが雪になる土地にひとつの国があった。 その頂点に君臨するは、心優しき青年。 青年の人柄に民衆から賢帝と呼ばれた。 「皇帝!いい加減城の外に出るのやめてください!」 部下に叱責されながら皇帝は城を出て城下街に行く。 「別にいいじゃないか。民に迷惑かけてないだろう。」 「そうではなくて、まだ公務が終わってません!それにもし不審な輩に襲われたりしたら・・・」 「それは大丈夫だ。公務は城に戻ったらすぐに片付けるし、もし変な輩に絡まれたら、おまえが居る。別に私は戦えないからではないからな。」 「それは、そうですけど・・・」 あっさりとした解答に部下は戸惑う。 「では、今日は何処に行こう。雪菫、何かいい所はあるか?」 「・・・」 皇帝はいつもこうだ。 でも、人々の為だという時はいつも真剣に取り組んでいらっしゃる。 せめてそのままでいてほしいーーーーーー 「雪菫?」 部下ー雪菫ーは、さっきから呼ばれているのに気付き、答えた。 「あぁ・・・。では広場に参りましょう。この時刻なら歌を披露していると思いますし・・・」 「歌を?」 「えぇ。」 「面白そうだ。よし、行ってみよう。」 彼らは広場へと足を進めた。 二人が広場に着いた時、広場には沢山の人だかりができていた。 「あんなに人気があるのか?」 皇帝は驚く。 「はい。歌い手はこの国で一番の歌姫と呼ばれる程です。あ、そろそろ始まりますよ。」 現れたのは皇帝と同じ若草色の髪を二つに結んだ少女だった。 簡素な衣服にリボンを付け足した質素な衣装だが、彼女のかわいらしさを引き立てていた。 少女が歌い始めた。 甘い歌声は人々を魅了する。 もちろん二人も例外ではない。 歌を終え、人々は少女に拍手喝采を送る。 しかし、皇帝だけは、少女にくぎづけだった。

ようやく一話です。
なんか、皇帝は時たまに城を出て街へ行ってたみたいなイメージなんです。私の中では。
んで毎回部下(雪菫の少女)に叱られるみたいなカンジです。
・・・部下に叱られる皇帝って・・・
あ、あと、順番はメドレーに沿って書いています。
簡単に言うと、4、1、3、2、5の順です。
でも、四章、一章、三章はある意味同時進行にする予定です。

今気付いたんだけど、雪菫がミーハーに見えるのは気のせい?

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投稿日時 : 2009/04/20 21:29

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