タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧（18）

穢れた胸に杭を打ち込んで
沈ませた海
繋げた指に　絡む一筋が
昇る空
光は遠すぎて
未来は空白のままで
夜を紡いで君に纏わせた
攫われぬよう
朝の調べに耳を塞いだら
笑ってよ...

真相も知らないまま
甘い声だけ求めた
貴方の手が染み付いた心
歯車の音を聞き
私は目を光らせてた
空想を統べる鍵が回り
星が生まれた
What beautiful world!　（なんて美しい世界！）
Therefore I always cry　（だから私はいつも泣いている）
この運命　辿り続けて...

仮面の夜　傾いた喜劇
交われない貴方と私は
憂鬱を歌い踊る
泥を纏ってもそれが正しいと
聖なる女のように微笑んで
蝕む旋律　この肺を壊す
私は完全で不完全
「どうして？」
砕ける朝　俯いた悲劇
眼（め）を合わせて腐った約束...

00:36
シグナルを振り落とした僕の頭を貫いた風
重くて暗い空洞
積み上げて寄り添い崩す
惑わせたのは高い理想
届かない
00:58
振り返ってみても　あるのは鏡だけで
映るのは形ある現実（いま）の表情（かお）でしかないのに
「歪んでいる」...

水は凍り　流れないまま砕け散る
痛みもない
燈（とも）した灯（ひ）は思い出へ返るから
抗わない
青く綺麗な理想（ゆめ）
そこにある愛すべきものを
私は放り投げていくわ
冷たい傷口を
無言の晩餐へ捧げたなら
いつかは黒く染まって落ちる...

静かな色の砂が舞う
見上げればひかりは遠い彼方
追憶に揺らめいた魚
沈んだ人の歴史
銀の波間に潜んでいる
泡沫（うたかた）の影
青い奇跡を握りしめたなら　今
生命（いのち）の証と出会える
呼吸をたどって泡と泳ぐ
あなたが生まれる...

A
崩れ落ちてく景色を
型に嵌めるため足掻いた
過去に吊るされ歪んだ夢が
手招いた水際
B
研ぎ澄まされた君の
残酷に光る眼（まなこ）に
絡まり取り残された私の体
C...

重たい空　予報は雨
最後のコーヒーの香り消えた
身支度をして
わたしは傘を持たずに出かける
街の真ん中で出会った通り雨
人通りが少なくなる道
だけど　ひとり寂しく
肩を濡らすことはないの
きみが傘を差し出すから
古ぼけた傘...

鮮やかな空の色
風を切る鳥の羽
何もかも　その手に携えたら
語り継ぐ森の声
芳しい花の香（こう）
何もかも　忘れることなかれ
今　門出の鐘が鳴り
愛しい声が遠ざかっていく
君の両手で　運命を紡いでいくんだ
強くあれ...

糸を手繰り　物語（ロマン）の果て
葬られた　夢の香り
朝は遠く　夜は近く
詩人が問う　愛は何処ぞ
黒い服が　列を成した
悼む女　絶えぬ祈り
白い花が　涙零す
眠る男　終（つい）の化粧
切り裂かれた小指　
繋ぐために女は　赤い柘榴啜る...