純度100%の善意に包まれた悪
優しさの皮を被った八方美人の君には
裁くことなんかできやしないだろう
たとえ100%優しさの塊でも
ときには否定しなければならない事もある

僕には痛いほど分かっている
非難がどれほど苦しいものか
僕だって同じなんだ
誰かの意見が是なことは

不完成な僕らが歩む道は
どちらとも悪いことばかりで
たった一人だけがおかしいとか
たった一人だけが悪くないだとか
そんなことはあるわけないんだよ

不器用な僕らが進む時は
誰もが置いてかれることばかりで
たった一日足らずとか
たった一時間足らずとか
解決できるわけはないんだよ

**

きっと100%アイツがすべて悪くないこと
臆病で弱くて自意識過剰の君には
到底理解できやしないだろう
だけど100%君が悪くないとは
僕にはウソでも言うことができないんだ

僕には痛いほど分かってる
欠点を認める難しさが
僕だってまだまださ
大人になることは簡単じゃない

不可解な僕らが語る事は
なんとも言えないことばかりで
たった一つの真実とか
たった一つの答えとか
そんなもの見えるわけないんだよ

不可分な僕らが決めた法は
どうとも取れることばかりで
たった一つだけの悪とか
たった一つだけの正義とか
分かりやすいものじゃないんだよ

**

不完成な僕らが歩む道は
どちらとも悪いことばかりで
たった一人だけがおかしいとか
たった一人だけが悪くないだとか
そんなことはあるわけないんだよ

不寛容な僕らになってしまえば
誰もが悲しむことばかりで
たった一瞬の絆とか
たった一度の温もりとか
寂しい世界になってしまうよ

不人情な僕らになってしまえば
どちらとも気まずいことばかりで
たった一度の過ちとか
たった一度の不義理とか
永遠に許されない世界になるんだよ

どうか考えておくれ
君の今までの行動は悪くなかったんだろうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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荒んだ君に送る詩(うた)

すべて誰かのせいにする君への想いが綴られたものです。
自分のことを棚に上げてしまっては何も終わらないものです。

閲覧数:16

投稿日:2021/06/04 14:45:13

文字数:799文字

カテゴリ:歌詞

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