「ほらね ゆけるよ」
ぼくは笑って 今きみに言える
そうだ ぼくは
どこまで道が続いても ずっと
駆けていくと決めた


青い空を見下ろして ぼくら寝そべって過ごす
昼下がりの世界 今にも落ちそうだ

さかさまの空に 飛び込んでゆけたのなら
しあわせになれるのかな

鳥が羽ばたいて空を斬った
ぼくらはそれを見下ろしていた
あんなふうに飛びたいと
だけど翼なんてなくて
あの空には飛び込めない
悔しいのかな なんだろな


「ほらね ぼくには飛べやしない」と
きみは笑った
でもね ぼくは
自分の足で駆けていくのも
案外好きだよ

この長い道を ずっと走っていったのなら
そこには何があるだろう

この世界はときに居心地が悪くて
泣き出したくもなる
理由なんてないのに
飛べないことは不幸じゃないよ
わかっているのにね
見上げてしまう 空を


大声で嘆くほどの不幸も ないのだけど
世の不条理は 叫びたくもなるね

今さら 「空を羽ばたきたい」 なんて言ったところで
仕方ないのに 願ってしまうんだね
ぼくは駆けていくと決めたけど
ときどき挫けそうになるのも 本当

「ほらね ゆけるよ」
ぼくは 今きみに笑って手を差し出そう
空に飛び込めなくても
しあわせは自分で駆けていった先に 見つけようよ
一緒に ゆこう
ほら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Let's Go!

応募作として書きました。
歌詞を書くというのは難しいですね。

閲覧数:87

投稿日:2010/02/24 10:38:50

文字数:560文字

カテゴリ:歌詞

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