疎ましい呼び声
群れを離れて逃げた果てに

孤独でも一人なら
悲劇を演じる事もない
深く沈む

目覚めた数だけやがて眠る
束の間の夢なのも知りながら
水面に浮く船影 波間で光る反射も
暗がりの世界には届かない

たゆたいの心 温度の残る肌も冷えてゆく
薄れる記憶の中で凛と木霊する

泡と化して跡形もなく 此処で消えて行けたなら

さよなら



―――――――――――――――――――――――――――――――――
[A]
うとましいよびごえ
むれをはなれてにげたはてに

[B]
こどくでもひとりなら
ひげきをえんじることもない
ふかくしずむ

[C]
めざめたかずだけやがてねむる
つかのまのゆめなのもしりながら
みなもにうくせんえい なみまでひかるはんしゃも
くらがりのせかいにはとどかない

[D]
たゆたいのこころ おんどののこるはだもひえてゆく
うすれるきおくのなかでりんとこだまする

あわとかしてあとかたもなく ここできえていけたなら

さよなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

深海オルヴォワール

TKOLさんの曲に合わせて書いてみました。
http://piapro.jp/t/eu80

オルヴォワール=仏語「さようなら」。
深海の神秘的な世界観を書くのも考えたけど、曲の物憂げな感じを優先したらこういう形になりました。

閲覧数:121

投稿日:2012/10/24 16:06:11

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

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