忘れてしまいそうな君の声とか息遣い
よそ見もできないまま煤けてた心ひとつ
探りを入れてみても君はそっと微笑むだけ
移りゆく空の色 青と赤は混ざらずに
寄り道するたび 通り雨降るのに
追いかけてしまうのはどうして
小石を拾っていつも捨てられずに はにかんで君は言った 「これが恋さ」
初めてなぞった夕日の輪郭は 少しぼやけては揺れて溶けた
丸くなった想いはわがままさえ言えなくなり
子供みたいに笑うことすらもできなくなる
寄り添い歩くと どきどきするのは
変わらずにあの頃のままでいて
戸惑い隠して傷も見せられずに 霜焼けた私は言う 「これも恋ね」
置き去りのままの曲がった問いかけは 少しふやけて色褪せていた
二人分の理想 繋ぎ合わせたら
いつか本当になれるでしょうか
小石を拾っていつも捨てられずに はにかんで君は言った 「これが恋さ」
膨らんでいくばかりで割れないおとぎ話によく似ていて
すれ違わずにいられるなんて 信じてはいないけど それでも今だけは
どこか遠く誰も届かない場所へ 二人歩き続けていたいだけ
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