「私が何も知らないと 思っているのかしら
貴方の嘘が見えてくる 愚かな人ね貴方は」
宮廷の道化師(ジェスター)は 双つ歌の歌歌い


笑わないお姫様 美しいだけのお姫様
笑わせたその人が この国の新しい王さ
「良いか道化師、笑わせろ」と ご主人様のご命令とあれば
西へ東へ北へ南へ 私は行くんだ何処までも

薬(いと)切れてしまったら 自分が誰かが解らない
私は僕か私か 鏡を見たって解らない
もしも普通の女の子か もしも普通の男の子だとか
そうだこの際どちらでも良い 僕はどちらでも構わない

薬をくれ!微笑(クスリ)をくれ!僕が僕になるために
笑ってくれ!嗤ってくれ!馬鹿にされても僕は歌う


我が儘なお姫様 屁理屈ばかりのお姫様
笑わせたその者は 確かにそうです僕ですが
「ならば道化師、打ち明けろ」と ご主人様のご命令とあれば
僕は私へ私は私へ 私はなるんだ何にでも

支配(いと)切れてしまったら 明日の我が身も解らない
こんなご時世ですし 生き辛いったらありゃしない
もしも普通の女の子か もしも普通の男の子ならば
演じられても何にもならない 一粒の種は種のまま

薬をくれ!薬をくれ!私が私であるために
笑ってくれ!解ってくれ!貴女を好きにはなれないと


「私が何も知らないと 思っているのかしら
貴女の嘘が見えてくる 愚かな人ね…愛してる」
宮廷の碧玉(ジャスパー)は お姫様の歌歌い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

病める道化の双つ歌

笑わないお姫様。笑わせたのは一人の道化師。
彼女を笑わせた人が次の王様。とは言え、道化師の手柄は主の物。誰とも結婚したくないお姫様は、手柄は道化師の物だと言い張りますが……身分違いの恋とありゃ、二人が結ばれることも無いのです。
そいつの歌は時に男で時に女で何とも不思議。どちらでもあるようなどちらでもないような、性別不明の道化師。道化師が探しているのは、とある薬。薬のためにはご主人様の命令には逆らえません。逆らえません。
愛って言うのは、嘘吐きで此方を裏切る愚かな人をそれでも全部引っくるめて許せるかって話なんだと思ったり思わなかったり。

閲覧数:149

投稿日:2012/08/17 16:33:29

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました