最初から
変えられるものと
変えられぬものとを
見極められるなら
誰だって悩んだりしないだろう

最初から
変えられるものと
変えられぬものとを
見極められないから
誰もが悩んで答えを探すんだ

でも見つけた答えだって
「これで良かったのかな」
「間違ってないのかな」
自信がなくて
まだ悩んでる

だけど
進まなきゃ
進まなきゃ
未来は先にしか無いんだから
背中越しの君が見える
ああ名残惜しくて仕方ない



最後まで
変えられるものと
変えられぬものとが
見極められなくて
選ぶことは捨てることだと思った

最後まで
変えられるものと
変えられぬものとが
見極められなくても
抱いた気持ちはそのままだった

君に伝えたいことがあった
「僕と友達でいてくれて」
「僕はとんだ幸せ者だった」
大袈裟だって?
本当なんだけどな

だから
行くといい
行くといい
過去が行く手を阻まぬよう
僕はここに残るから
ごらん、月が綺麗な夜だ



遠きにありて思うもの
そして悲しく歌うもの
僕にとっては月(きみ)だった

「こんな気持ちになるのなら
出会わなければ良かった!」
なんて思っていても
声にはせずに
僕らは黙って見送った

ここで
さよならだ
さよならだ
今を生きていく君たちへ
僕が確かにいたことを
どうか忘れないでくれ

くちびるからこぼれた歌を
誰が聞いているのだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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とおきにありて

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投稿日:2023/08/29 19:53:47

文字数:591文字

カテゴリ:歌詞

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