(A)
遥かな時に身を淪落(りんらく)し
届かぬ声に涙染めゆく
朽ちゆきし日の十六夜の雨が
焦がれし胸を冷たく濡らす

(B)
ぼやける視界に浮かびし
微かなあなたの安らぎ

(S)
この夜に高らかに熱を上げ
ゆらゆらと朧火は消えてゆく

水面に写りしこの心だけ
抱えて時を数える

(A2)
揺蕩う(たゆたう)腕が引き伸ばせしは
叢雲隠す月の輪郭

(B2)
彷徨いしこの背包むは
漂い現世(うつよ)を舞う薫

(ラストS)
あの月をさめざめと泣き見上げ
泡沫の幻は霧になる

紅葉に宿せし言の葉だけが
沈みゆくは...

紅に染まりゆくこの身体
ゆらゆらと朧火は燃えている

水面に浮かびしこの心だけ
抱えて季節巡るの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

朧火

和風テイストに書いた詞です。
ハードコア、メタルでの曲調でイメージしてみました。

閲覧数:160

投稿日:2013/06/27 22:26:21

文字数:311文字

カテゴリ:歌詞

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