甘ったるいキャンディを舐めている
午前3時の街
あなたがくれたキャンディが
星とちらついた
生ぬるい胎動を起こしている
そこは地獄だった
目覚めた前には
正しさを間違えた世界
夢かと思ったら現世で
あたし背を向けた
その背にあいつは刃を向けて
呵々と笑ってた
あたしヘラアピ
効かせてるからさ
たまに狂ったりするけど
「死にたいくらい辛い」
じゃないのよ
本当なの
かわいい服見せに行こう
夏の夜空に瞬く
このキャンディが溶けてゆく
前に見せに行こう
そんなとき電撃が走って
悪魔と見間違うけど
すこしでも気づいて欲しい
あたしのこの気持ち
あなたが好き
うざったい音色を奏でている
この街は歪
あたしがいなくなったら
あなたは狂いますか
「助けて」
声をしぼったサインも
知らんぷり
でもあの日蹲っていた
あたしを引っ張り出した
あたしヘラアピ
効かせてるからさ
たまに狂ったりするけど
「死にたいくらい辛い」
じゃないのよ
本当なの
思い出したんだけど
あたしそんな病気だから
溜め込んだお薬を
キャンディみたく舐める
でもきっと悪魔が天使のように
笑いかけるから
冷えた温室のなかで
傷口が滲んだ
あたしヘラアピ
効かせてるからさ
たまに狂ったりするけど
「死にたいくらい辛い」
じゃないのよ
本当なの
それは本当なの
それは甘ったるい
キャンディ
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