微睡みの間(あわい)に
愛し君の影を見る
覚めれば淡い雪
春待ちの枝に揺れて

「新たな花の
 咲く頃は
 何れこの恋も
 消え行く」と

告げた声が
密やかに絡めた指が
春に溶けて
淡雪の花 恋重ね


透き通る雪花
枝先から零れ落つ
掌を伸べども
はたはたと涙は降る

東の風に
散らされて
景色を彩る
恋名残

泥濘む道
君の足跡追いかけて――
そんな夢を
淡雪の花 恋重ね


「淡雪の花
 咲く折に
 もしも叶うなら
 再び」と

花嵐に
耳をくすぐるささめきは
愛し音色
淡雪の花 春を行く



【補足版】
1A
微睡(まどろ)みの間(あわい)に
愛(いと)し君(きみ)の影(かげ)を見(み)る
覚(さ)めれば淡(あわ)い雪(ゆき)
春待(はるま)ちの枝(えだ)に揺(ゆ)れて

1B
「新(あら)たな花(はな)の
 咲(さ)く頃(ころ)は
 何(いづ)れこの恋(こい)も
 消(き)え行(ゆ)く」と

1S
告(つ)げた声(こえ)が
密(ひそ)やかに絡(から)めた指(ゆび)が
春(はる)に溶(と)けて
淡雪(あわゆき)の花(はな) 恋(こい)重(かさ)ね


2A
透(す)き通(とお)る雪花(ゆきはな)
枝先(えださき)から零(こぼ)れ落(お)つ
掌(てのひら)を伸(の)べども
はたはたと涙(なみだ)は降(ふ)る

2B
東(ひがし)の風(かぜ)に
散(ち)らされて
景色(けしき)を彩(いろど)る
恋名残(こいなごり)

2S
泥濘(ぬかる)む道(みち)
君(きみ)の足跡(あしあと)追(お)いかけて――
そんな夢(ゆめ)を
淡雪(あわゆき)の花(はな) 恋(こい)重(かさ)ね


3B
「淡雪(あわゆき)の花(はな)
 咲(さ)く折(おり)に
 もしも叶(かな)うなら
 再(ふたた)び」と

3S
花嵐(はなあらし)に
耳(みみ)をくすぐるささめきは
愛(いと)し音色(ねいろ)
淡雪(あわゆき)の花(はな) 春(はる)を行(ゆ)く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

淡雪の花(あわゆきのはな)

なおるさんの曲
http://piapro.jp/t/JTs1に歌詞をつけさせていただいています。

淡雪は春先のうっすら積もった消えやすい雪のことです。

閲覧数:540

投稿日:2017/12/06 22:32:43

文字数:831文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • なおる

    なおる

    使わせてもらいました

    こんばんは
    ころもちさん

    作詞ありがとうございます。
    綺麗な内容ですね。
    曲の雰囲気にもピッタリだと思います。
    ひととおり自分で歌ってみたのですが語感など問題ないようです。
    この後ニコ動アップに向けて動きますが
    またなにかありましたら連絡させていただきますね。
    こういう内容ですのでなんとか冬中にアップしたいと思っております。

    2017/12/07 20:40:35

    • ころもち

      ころもち

      ありがとうございます!
      曲の方にもメッセージつけさせていただきます。

      2017/12/07 21:33:39

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