月夜の下で煌く水面
僕ら二人だけの秘密の場所

ずっと ずっと 君を待ってた
静かに 淡い光に包まれながら

夜空にあるべき幾多の星が
まるで舞い降りたように
蛍の灯り 光り輝くの
それでも隣に 君はいなくて
独り 俯いて膝抱えた


ねぇ 今何処にいるの?
呟く声は 夜空に消えた

掌に乗せた 小さな生命
昔聞いた 不思議な話
どうして今 思い出したのかな
…そんなことある訳……ないよね?

亡き者は最期に愛しい人の
元へ光になって向かうと
誰かが言った そんな昔話
…そんなの信じたくないよ


掌の蛍にそっと問いかけた
「ねぇ…君は《あの子》なの……?」


夜空にあるべき幾多の星に
負けないくらいの光を放つ
掌から離れた《あの子》は
夜空に向かい 飛んでいった

ねぇ… 待ってよ
まだ「さよなら」は聞いてないよ

頬を伝う涙 水面に落ちた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蛍は亡くなった人の魂で
最期に愛しい人のもとへ向かうと云う話を聞いたことがあったので

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投稿日:2015/09/11 23:49:50

文字数:383文字

カテゴリ:歌詞

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