ジャケット

黄昏の車窓から僕が僕を見ていた
向かいで眠る少年に
嘘をまだ知らない無邪気な過去を重ねた

思い出は線となってせわしなく過ぎていく
ネオンみたいな色彩に
のみこまれておいてかれた僕だ

ひとり疲れて雨に打たれて泣いた
濡れたアスファルトの匂いがした
名前も知らないこの道を歩いたら
果てはどこへ着くのだろう

憧れとか夢のありか 見失ったとしても
溢れ出した涙を ほら 両手のなか集めたなら
それが僕の確かな道標だったよ

街並みは少しずつ新しい顔を見せる
昔よく行ったレストランは
取り壊されていて跡形もなかった

変化を受け止めようとして変われない自分がいるんだ
もはや意味の無い幻にまだすがってる
果てしなく弱い僕だ

歳を重ねるごとに枷が増えていく
子供のままの僕を拒むように
大人になったら飲めるはずだと思ってた
コーヒーはまだ苦いまま

立ち止まれば生きる意味を探してしまうけど
答えなんてないその問いをさ 急いで片す必要はあるの
ねぇ すぐ見つかるとかそんなもんじゃないでしょ

呼吸をするたびに痛みも吸い込んだ
吐き出した声で人を傷つけた
重ねた罪をいまやさしく背負い込んで
ボロボロのからだで生きているよ

憧れとか夢のありか 見失ったとしても
振りかえったら少しずつでも
歩いてきたその足跡

多くのことを諦めてきた 後悔も無くはないけど
過去が現在(いま)を押してくれて歩く力と勇気になる
「未来には希望があるさ」いつかの僕が言ってた
それが僕の確かな道標なんだよ

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  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

道標の唄 / Lapisp feat.初音ミク(off vocal)

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投稿日:2021/10/13 21:44:12

長さ:04:57

ファイルサイズ:5.7MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

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