込上げてる感情 海に沈めてさ
高鳴る胸は今 弾に成り下がる
目指した蒼が煙るとき
嗚咽を漏らさぬようにと
噛んだ唇から血が滲む
でもこの蒼が手放せない
いつか見上げた飛行機雲を
憧れたあの日 額縁に撮った
今は乗り込む飛行機雲が
汚れてく様を 薄目で霞める
崩れる欠片がまた一つ
ハンドルを握る手に 汗が染み渡る
傾けた上体 ガラスにぶち当たる
視界がぼやけた一瞬
背筋が急に寒くなる
降りかかる最悪は突然に
それでも僕は手放せない
いつか見上げた飛行機雲を
憧れたあの日 額縁に撮った
今は乗り込む飛行機雲に
閃光が走って 瞳を開いた
崩れる欠片は僕の番
遠くの空 飛ばした 紙ヒコーキ
夢のような 現実 繰り返す
蒼はもう この手の 届く距離 だろう?
いつか見上げた飛行機雲を
憧れたあの日 額縁に撮った
今は濁った飛行機雲を
憧れに今 もう一度還そう
崩れる欠片を掬い取れ
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