誰かのために生きることをやめたら独りは怖くなくなるのだろうか
誰かのために幾つも我慢したら傷ついたのは君だけじゃないか

光を失くした瞳に映る僕は　汚れてはいないか？
涙も声も　忘れたい過去だって僕が全部飲み込むよ

飛び立って
羽ばたいて
片翼しかなくても
君が求めれば見える空は青くて
それでも
穢れた言の葉が雨になって降りだしたら地に堕ちてゆく

灰色の空
翳む声が胸を裂く
「遠く遠くへ…」
君はまた傷つく

誰かのために笑うことをやめたら独りは心地よくなるのだろうか
誰かのために苦しまなくなったら黒ずんだのは感情じゃないか

愛しさ失くした姿を包む僕は　悪魔になれたかな？
正しい嘘も　終わらない今だって　痛いほどに生きてるよ

目を開けて
声上げて
片翼しかなくても
僕が隣にいることを忘れないで
それでも
怖いと思うなら独りじゃない証だから前を向いてて

飛び立って
羽ばたいて
片翼しかなくても
君が求めれば見える空は青くて
届くよ
僕が翼になる　君の傍にいるからそのまま遠くへと