落ちる大樹

投稿日:2009/12/20 00:09:29 | 文字数:444文字 | 閲覧数:72 | カテゴリ:歌詞 | 全2バージョン

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釣瓶落とし(つるべおとし):木の上に棲む生首の妖怪。
木の近くに人が通ると突然落下し、その人を食らう。
釣瓶が落ちてくる場合もある。

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TEXT
 

ふもと通り過ぎる 道行く人々
曇ったガラスの目
それを眺めるのは 憂いに満ちた
少女の淡い瞳

咲き誇る花の首を切り取り回る
残酷な鳥の鳴き声すら遠く聞こえて

誰も俯き見上げなくなった大樹 その梢の上に佇む少女は
冷たい幹の感触を覚えながら 何を思うのだろう


力感じられぬ しなった枝から
垂れ落ちる水滴
無気力な視線で 落ちる雫を
ゆっくりと追い掛ける

生い茂る若い枝をただ食い破る
身勝手な虫の横行すら鈍く感じて

目蓋閉じればいつだって思い出せる 皆に敬われた輝く遠い日
時の木の葉は皆枯れて地へと落ちた もう戻れはしないのか


皆が忘れ去った 古びた大樹に
歩み寄る少年
歩く足を止めて その木を見やる
濁りの無い瞳で

少年に気付き 少女は見下ろす
梢の高みから
少年は見上げた 刹那交わる
お互いのその視線

死んでなどはいない 生ある瞳を
そこに認めた時
微笑んだ彼女は ふわりとその身を
虚空へと投じる
少年の元へと
迷い無く真っ直ぐに

乾いた滑車の回る音が…

初音ミクを始めとするボーカロイド達の歌声に導かれて、この地にやって来ました。

「自分もオリジナルの歌詞でボーカロイドを歌わせたい……」
「だけどDTMもボーカロイドも作曲技術も無い……」
「でもここなら、自分の書いた歌詞を誰かに使ってもらえるかもしれない」
「どうせなら何か自分の好きなものを下敷きに歌詞を創って載せるのはどうだろう」
「自分の好きなもの……?」
「……妖怪だ」

……といった図々しい考えで、主に日本の妖怪をモチーフにした歌詞を書かせてもらっています。
モチーフというより、妖怪を現代のキャラにアレンジした歌詞といった感じでしょうか。
拙い文章ですが、気に入っていただければ嬉しいです。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    最後が意味深な歌詞ですね。モチーフの妖怪通りだとしたらホラーのようになりますけど。
    色々な結末を考えさせれるようです。
    忘れられた存在に近づいてきた少年…その後が実に気になります^^

    2009/07/13 19:51:22 From  碧夜

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