耐え難い街の風に 凍えぬようにと寄り添う
形のないものばかりを 恐れる前に寄り添う
絶え間ない耳鳴りとか 世界の視線を覚える
割れそうな心臓を抱いて 諦めたくなって
声に出せばほら まるで魔法にかかったみたい
これで良いと 言い聞かせて 目を閉じる
青い果実の残照が 消えて無くなる頃
言葉は尽きた 筆も折った
だけど、そうだ 星に願いを
さよならした記憶がまだ ちらついて
揺れていた前髪からは 檸檬の香りがしていた
歪んだ景色を誤魔化して 笑って
指で拭っても まだ駄目みたい
走り出して
寂びた街路に響いてる
まだ間に合うかな
明かりの無い部屋で一人 答えのない問いへ耽る
心臓が煩い位に 静寂と邂逅の日
窓に描いた 恒星が揺れて
今夜は雨かなんて 呟いて
飽いた日々に読む四迷とか 褪せた壁に落ちた影とか
綺麗なものばかりよぎってさ
これで良いさ 僕の孤独だ
さよならした世界がまだ ちらついて
焦ってた僕らの日々は めまぐるしく過ぎ去っていって
呆れた顔で見上げて 笑って
指で拭っても まだ駄目みたい
走り出して
寂びた街路に響いてる
まだ間に合うかな
「記憶と火の粉と 掴めない感情
僕と君と イスカとスピカ
遠い遠い 星を探して
今日も明日も 探して」
さよならした記憶がまだ ちらついて
揺れていた前髪からは 檸檬の香りがしていた
歪んだ景色を誤魔化して 笑って
指で拭っても まだ駄目みたい
走り出してさ
イスカは飛び立って この街を抜けて彼方へ
詞は灰となって 火は尽き空は白んで
スピカは見えなくて 僕はまだ探していたくて
世界は進んでいく 僕以外 僕以外
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