資料館の一角 ふと目に留まる
そこには 焼きついた人の影
67年前 生命(いのち)が あった証
閃光(ひかり)に包まれ なくなるまでは

あの日 ヒロシマとナガサキは
一瞬にして 地獄と化した
命を根こそぎ 奪うがために
火と放射線で 満たされたんだ

爆風は 建物をつぶし
人間を 吹き飛ばした
様々な破片が 牙をむき
罪なき人々に 襲いかかった

忘れないで 覚えていて
ここでの事 本当なんだ
偽りや まやかしではなく
悲しみは なくならない
月日がいくら 流れても
この傷は 癒えないんだ
原爆のつけた 消えない傷

レンズの向こうから 伝わってくる
あの日から 続く 癒えぬ苦しみ
目をおおいたくなる 被爆地の惨状
日常は刹那に 灰にされた

傷ついた 大地を覆っていく
放射性降下物(フォールアウト)と 黒い雨
蹂躙された 人々と都市(まち)に
さらなる追い討ち かけてったんだ

熱線は 建物を燃やし
人々を 焼き払った
放射線も 熱とともに
ところ構わす 降り注いだ

千羽鶴に 託された
平和への願い 叶えるんだ
「もう二度と 繰り返さないで」
一羽一羽に 込められている
願いの声が 届くようにと
その日まで 祈り続ける
核のない日が 来ると信じて

記憶は 薄らいでしまう
いつかは なくなっていく
罪の意識も 消えていくの?
過ちを 忘れてしまうの?

忘れない いつまでも
伝えていかなきゃ ならないんだ
未来へと 語り継ぐ
核兵器の 恐怖と惨禍

絶対に 繰り返さない
悲劇はもう たくさんだよ
「核はもう 使わせない」と
声をあげ 永久(とわ)に叫ぶんだ
あの災いが 起きないように
少しづつでも 進んでいこう
平和な 世界へと…


words by MAVERICK

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

平和の祈り

コラボのほうに上げたものと同じものです。前作の改訂版。重めだった歌詞を少しライトな感じに、構成をやや長めに変更したものです

閲覧数:203

投稿日:2012/09/09 22:15:25

文字数:750文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました