繋いだ縁を断ちきれず
結んだままに弦叩く
零れ落ちる露のように
空に消えれば楽なものを
あちらにも行けず こちらにも戻れず
口ずさむあの歌に あの風を悼み
繋いだ弦を断ち切れず
結んだままに 足取りは
跡を引いて重いままに
空を裂ければ楽なものを
あちらだと言えず こちらとも示せず
口ずさむ旋律と 徒花のワルツ
弦を叩くその背には
真っ赤な痛みが染み付いて
涙の代わりに音を零して
誰かの露を誘うので
行き場を無くしたこの指からは
黒い雫が落ちるのです
あちらにもやれず こちらでは許せず
口ずさむ旋律と あの場所に捧ぐ
あちらから乞えど こちらにはわからず
口ずさむ想い出と 徒花のワルツ
弦を叩くその身には
真っ赤な恨みが染み付いて
誰かの代わりに音を零して
その身の咎を嗤うので
行き場を無くしたこの指からは
赤い嘆きが落ちるのです
赤い涙が落ちるのです
以下平仮名ver
(A)
つないだえんをたちきれず
むすんだままにげんたたく
こぼれおちるつゆのように
くうにきえればらくなものを
(B)
あちらにもいけず こちらにも もどれず
くちずさむあのうたに あのかぜをいたみ
(A)
つないだげんをたちきれず
むすんだままに あしどりは
あとをひいておもいままに
そらをさければらくなものを
(B)
あちらだといえず こちらともしめせず
くちずさむせんりつと あだばなのわるつ
(サビ)
げんをたたくそのせには
まっかないたみがしみついて
なみだのかわりにおとをこぼして
だれかのつゆをさそうので
いきばをなくしたこのゆびからは
くろいしずくがおちるのです
(B)
あちらにもやれず こちらではゆるせず
くちずさむせんりつと あのばしょにささぐ
(B)
あちらからこえど こちらにはわからず
くちずさむおもいでと あだばなのわるつ
(サビ)
げんをたたくそのみには
まっかなうらみがしみついて
だれかのかわりにおとをこぼして
そのみのとがをわらうので
いきばをなくしたこのゆびからは
あかいなげきがおちるのです
あかいなみだがおちるのです
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