言葉も浮かばない夜の底
一人きり人混みの中へダイブ
何も感じない 不確かなまま触れた指先
空っぽな輪郭をなぞる様に
形無き感情を掴む様に
答えなんてない ただ繰り返すだけ
才能だとか 運命だとか 選ばれないなら
あの景色も 土砂降りの日も 他の誰かのもの
あたしだけの言葉を 忘れないように
目を瞑って 耳澄まして 息を吸って
苦しみも痛みも消せないならばいっそ
飲み込んで噛み砕いて歌にするの
我楽多みたいねと笑うあなたの顔
こびりついたシミのよう
あたしだけがいない夜の向こう
息を止め水槽の中でクライ
全て沈めて 生まれ変われたならば良かったなぁ
語った理想を塗り潰した
現実はいつもぼやけていた
未来なんてない ただ立ち止まるだけ
あの頃には戻れないと嘆いた夜に
また一つだけ言葉を吐いて 夢を見ようとした
他の誰かの音を 掻き消せるように
喉震わせて 上を向いて 手を伸ばして
苦しみも痛みも消せないならばいっそ
飲み込んで噛み砕いて歌にするの
思い出せないならばもう一度ここで
初めからやり直そう
あたしの名前を呼ぶ人はここにはいない
あなたを抱いて二人溶け合えたならば
もうあたしは怖くない
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