『交感レター』


今にも溢れそうな静閑な夜空降ってきた
急ぐ足 猫と輪舞(ロンド) 明日(あす)は晴れるらしい

左右どちら側 軸をずらして覗いてみた
はやる胸 次はどんな光景が望めるだろう

とても小さな手で目の前に差し出された
そっと触れる光 始めから知っていたんだ

眩(まばゆ)い世界 映りこんだ絶望全部を背負い込んで
何処へ行こう 此処にはもう何の未練も無いからさ
脇目も振らず走り出して がむしゃらに生きたあの場所まで
名付けよう この気持ち
足しながら 綴る永遠を


置き忘れた夢はどこかの誰かが持って行った
今じゃもう届かない 感覚が泣いている

サインは出ていたんだ 考え過ぎて気付けば
空っぽになった自分がただそこで笑っていた

薄い意志をどう伝えようと 白紙の前
地図の様に描(えが)く広がり過ぎた無限に

わざと遠回りした途で見て見ぬフリをしていたのは
臆病で自信のない昔々の僕だった
ハッピーエンドにしたかった 擦れ違いざまに振り返る
間に合わない それならもう
創り出そう 僕らの手で


逃げ場も探せずに 一人ただ転げ落ちていった
その瞳(め)の奥にずっと届けたい言葉(こえ)があって
すべて愛しかった
躊躇わずに進んでいく
もがいて必死に叫んだ

何もない感情(ココロ)から鮮やかに回り始める
金魚鉢に浮かぶ揺らいだ気持ち掬って

大して言う程でもなくて暗闇で抱えていた意地は
イヤホンから流れていく 通りすがりの君は誰
余所見もせずに望んでいる 溺れるくらいの我が侭で
駄目元で それでいい
向き合ったこの現実に

わざと遠回りした途で見て見ぬフリをしていたのは
臆病で自信のない昔々の僕だった
猫が運ぶハッピーエンド 交換したい 君の為に
応えてよ 今 此処で
手を繋ぎ 探しに行こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『交感レター』

既存のアーティストの曲を借りて勝手に遊んだ第5弾
此処最近無性に聞きたくなってパソ子にまた曲入れて聴き倒していた某星空観測なチキンのバンド
プラス、ロミピさんとのメッセでグサッとトキメキワードを拾う
えぇ、使いました(タイトルに

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投稿日:2013/04/22 20:37:07

文字数:762文字

カテゴリ:歌詞

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