*右肩の蝶(リンver/のりP様)の曲を聴いて想像して書いた小説です。
文章表現がアレなので、世界観を上手く表現しきれているか心配ですが、よければ見てやって下さい。
(※1番目だけ、アイデアが浮かべば2番~も書きます)
ああ、あの頃の私はどれ程幼かったのだろう。
「っ…!」
ああ、今日もまた。
悪い夢にうなされた、私を早く起こして。
すぐに頭に浮かんだフレーズ。私は自嘲気味に微笑んだ。
何度も何度も同じ夢を見た。
夢は私を追い詰めるように、毎日毎日見せてくる。
でもそれは私の犯した「罪」。
あの頃の私はバカだったから。まだ子供で、亡くす悲しみも知らなくて。
無知で。能天気で。
右肩に触れる。そこに残るのは彼との思い出。
右肩の紫の蝶々の刺青。彼とおそろいで入れたものだ。
片方だけの羽。もう片方は死が連れ去っていってしまった。羽をもがれた蝶。二度と舞えない蝶。
彼とキスをしたこの部屋の隅で、私は切ないと云う感情を知った。
私の頭に彼との記憶は焼き付いている。それは悪夢となりいつも私を苦しめる。頭がガンガン痛くて。それと同じ様に蝶も疼く。
グランドピアノが視界に入る。
彼がいつも弾いていた。今でも残像が目に浮かぶ。私はそっと鍵盤に触れて、元は綺麗だった音を鳴らした。
今は、不協和音。
…まるで私と彼の様に。
始まりはいつも些細なこと。
どこがいいかなんて聞かれても困った。
彼と最後に見た綺麗な夜に惑わされたまま行方不明だから……。
その寂しさを紛らわせるように、今日も私は行くの。
長いまつげ。三日月アイラインを瞼に乗せて。
唇に乗るリップが光り輝く。
いつもいつも、自身でも私は狂っていると思う。いや―もうすでに歯車は狂っている。
右肩に紫蝶々。
露出の多いワンピースをまとって、街を歩けば獲物を見つけた魚の様に集まってくる。
切ないと云う感情を紛らわせて。
彼の代わりなんてどうせいない。
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