夢想が形を成し、掴めた気がした
その刹那から運命の針に
打ち付けられて時計は廻りだす

地の果て、孤独の朝
血の果て、するり落ちて
最下層まで沈んで往くのか
堕ち尽く果てに待つ 蠱毒の朝

継ぎ接ぎと虚勢の道化は
舞台で無様に舞う
嗚呼、滑稽さ
知りながら抗う様は

でも君がかけた呪いは
醜さに麻酔をかけてく
麻痺した恐れ 一太刀に変えて
この身、心、枯れ朽ちても
守るよ 君のことを

時間は喉元過ぎ、呪縛は広がってく
甘美な声が、愛おしい手が、
身体に命を吹き込んでゆく

身に余る慈愛に溺れて
怠惰の海へ沈む
嗚呼、傲慢で
誇りは驕りに塗れた

麻痺してた恐れは解け
擦り切れた心の傷は
膿を吐き出し、身を腐らせてく
屍を束ね、恥を忘れ、
最後の糸も切れた

声も、想いも、檻に閉ざされて
何度も、何度も、この手から零れ
なんともまぁ、無価値な存在だろう
唾棄すべきこの身、心よ

でもキミはただ一人だけ
全てを掬える、救え、と
身体中に呪いを施す
優しく苦い罰なのでしょう
互いの心 呪いで溶かしあっていく

戻れなくとも 蛮勇に此の身捧ぐと
心に決めた だから恐れない
震えを糧に玉座へ登ろう
失き手を取って

そして哀しき英雄は
前だけを見て進むのだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

プレイアデス英雄譚

『Re:ゼロから始める異世界生活』という作品の世界観に惹き込まれ、
作品に対する想いや気持ちを全て注ぎ込んだ歌詞です。

『Re:ゼロから始める異世界生活』という作品を
愛する方々、まだ知らない方々の心に
少しでも何か残せる歌詞になれたら幸いです。

閲覧数:570

投稿日:2016/09/29 18:14:27

文字数:534文字

カテゴリ:歌詞

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