将来の夢も希望もないまま
何となく歩いてきた僕らは
突然現れた壁の前で
何もできず頭を抱えた
いつの頃からかそうだった
僕の中には何もなかった
モノクロの自画像の中は
他人の言葉ばっかり右往左往
踏み躙られ慣れた自尊心と共に
どこまでも突き進め、あてのない行進よ!
正しい道のりはどれも信じる気になどなれなかった
そんなんじゃ、つまらないなって思っていたから!
生きていくことの意味も分からずに
フラフラ荒野を彷徨い歩いて
幾つもの日々を無駄にしただろう
全て自業自得だったのに
「明日こそはきっと」ってまた同じことの繰り返し
暗い部屋の中で パソコンの明かりだけついている
早く寝なきゃダメだ!ってなんで!? もうーこんなじかんーんー
失われた時を戻せ!
奪われた僕を返せ!
蝕まれた意思を治せ!
生きていることの意味をよこせ!
ようやく見つけたやりたいことすら
無機質な機械に奪られていくんだ
表現も大量生産時代に僕の作るものの価値
なんてあるかどうかさえ分からないけど
将来の夢も希望もないのに
まだ止まる気にもなれない僕らは
壁の先を望んでいる
つくることの意味を考え続けている
つくられたものの価値は きっとそんな大事じゃない?
僕がつくることそれ自体に意味がある筈
夢の中 壁の先で 誰かの声がする
『ぼくは君の手で表現されたいんだ!』
「僕の人生は」
「 僕だけのものだ 」
「 他の誰か、ましてAIになんか 」
「 表現されてたまるものか 」
いつの間にか壁は消えていた
前方に広がるは一面の砂漠
何を目指したらいいのかも分からないけど
とりあえず目印に作品置いて進もう
「前へ。」
行けるところまで
Wated! 歌詞
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