価値観がどうにも合わなくても
気付いた僕は拾っていたいだけ
寝静まった夜に手を繋いで笑う
咎められずに寄り添いたいだけ

貴方はどうして僕を産んだのか

雨が降る中傘も差さずに歩いた
濡れる身体の熱を消したかった
声を出せない振りをして泣いた
口に出せない理由が欲しかった

貴方はどうして僕を愛したのか

いつまでも子供と同じで居たい
笑い方を馬鹿にされるより前に
洗濯物に包まっては燥いでいた
貴方はどうして僕を愛せるのか


間違いの通りになぞる生き方も
悲しいことばかりでは無かった
実りを愛と名付けた世界の中で
僕は誰かにいつも恋をしていた

貴方のようにはとても笑えない

晴れた野道を犬に引かれ歩いた
言葉は無くても尚愛おしかった
陽だまりのように生きたかった
それが嘘でも偽っていたかった

貴方のようには誰かを愛せない

いつまでも子供と同じで居たい
優しさの意味を履き違える前に
電話越しでも温かくなるような
貴方のようにさ誰かを愛したい

いつまでも大人に憧れていたい
受け取った愛を誰かへ繋ぎたい
骨になる瞬間まで愛していたい
貴方はこうして僕を産んだのか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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愛情

ABABS ABABS S

閲覧数:69

投稿日:2023/07/07 03:01:56

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

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