ラストオーダーを。

大切に一口 記憶を辿りながら
噛み締めた噛み締めたんだ
今日が最期のオーダー 一人きりで
たしなむんだ食事を 薄暗い部屋で
嘲笑う人もウザイ奴もいない
僕は僕はさ ミュートしてた弱音を
吐き出した 苦しみと辛さを

もっと生きたかったよ でもね
この世界で苦しみすぎて
頭がパニックになるみたいに
真っ白になって心が凍るんだ
劣等感と無力感に押し潰される前に
僕はラストのベルを鳴らした

寂しい心音 お気に入りの絵を眺め
たまにテレビを見たりして
食べ終わりそうな思い出をほっかって
ベランダの柵に身体を寄せて
見上げる輝かしい夜空を
あの日見た空と同じだった
懐かしいような胸が苦しいような
グチャグチャな記憶のカケラ

僕は明日がこなければ
長く生きたかもしれないのに
トラウマがフラッシュバックが
永遠と襲ってくるんだ
早く解放されたくて僕は
全てのアルバムを燃やして
ついに覚悟を決めたんだ

食べかけの記憶を残して
努力しても叶わなかった夢を飲んで
今 今 今 今 旅立つんだ空へと

呼吸をして 挨拶をして 歩いて
景色を見て 夢を追う 当たり前が
日常が幸せだったんだと
意識がうすれていく中で気づいたんだ
もう遅すぎた そして朝陽が昇っていく

ライセンス

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ラストオーダーを。

この食事と記憶と共に僕は....。

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投稿日:2024/04/10 14:19:48

文字数:541文字

カテゴリ:歌詞

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