何か飛び立ったのかな
踏みしめた雨、かばう青
白い息の一粒も
佇んだまま見守っていた

誰か呼んでたのかな
陽の光ばかり先散らし
向こう側へ渡る君を
仕立て上げているようだ

目のあく時、ずっと語りかけた
鼓動がもつれる場所の前で
(だんだん先へ先へもう少し)

朝、月を見上げ
羽根、一つ君へ

何か旅立ったのかな
動く空の方へ、鳴りゆく方へ
数えきれない枯れ枝と
倒れた君の目は無傷で

誰か泣いてたのかな
ぽつぽつと行く跡の列
ひたむきに滴る水に
末路を知っても右足をもたげて

(だんだん先へ先へもう少し)

朝、月を見上げ
羽根、一つ君へ
あるべき場所へ
明日に幸あれ

君は飛び立とうとして
踏みしめた雨、かばう青
白い息の一粒も
佇んだまま見守っている

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朝月と羽根_歌詞

「マジカルミライ 2024」楽曲コンテスト投稿作品「朝月と羽根」の歌詞です。

閲覧数:32

投稿日:2024/05/17 05:29:58

文字数:333文字

カテゴリ:歌詞

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