世界の小さなところに　小さな君は生まれた
待ち受けていたのは　　残酷なことばかりで
何度も涙をこぼして　　何度も倒れそうになり
でも君は歩いて行った

幾つかの時を重ね　君は　あることを考えたんだ

「この世界は苦しすぎる変えてしまいたいと」

世界を変えてしまいたい　もう泣きたくはないから
誰も悲しまない世界に　　僕は変えてみせるよ
そっと願っているよ　「平和」　を刃にのせて



つらくて長い戦いは　　たくさんのモノを失った
赤い胡蝶が舞いちって　君の手を染めてった
君は世界の真ん中で　　振り向けばもう
独りになっていた

空を見上げる　君は　ずっと自分に問いかける

「僕のやり方は間違っていたことなのかと」

世界を変えてしまいたいと　強く思っていた僕
独りで最後まで戦い　　　　得たモノは新しい涙
そっと声に出すよ　僕の　求めていた答えを



世界に風が吹きわたって　僕の叫びをかき消していく
空に向かって投げた言葉　誰か聞いてください

君の握った掌は　　人を傷つけるものじゃない
強く握った掌には　沢山の人たちの願い




世界を変えてしまいたい　　悲しいことをなくしたい
この手のひらに秘められた　たくさんの想いよ届け
そっとつぶやくよ　「平和」　というコトノハを



「きっと…伝えてみせるから――…」