何回目の瞬きを
通りすぎた空の向こう
君と並んだベランダ
呼吸をするように溶け込んで

視線の中問い返す
小さくて隠れた言葉
同じ事を考えたの
向かい合う背中は寂しいまま

まだ進んでもいないのに
もう戻れない明日(さき)の今日
二人逸らし続けた現実も
口にした後では
飲み込めなくなるから

忘れないで
信じていて
君の心
照らした日々を
例え それが私の知っている
時間じゃなくても

噛み合わない想いもきっと
運命だと言われるのでしょう


もう春が来るというのに
まだ肌寒い風の中
二人分けあった缶コーヒーも
冷めてしまう前に
すべてを語れなくて

隣どうし
歩幅合わせ
笑った君の
横顔は…

振り向かないで
叫んだ言葉(こえ)に
片手上げた
最後の思い出が
君と 共に夕日の曲がり角
消えていったの

これでいいの

そこに立ち尽くす私は
君の未来にいられないから

離れてく背中は
確かな二人の時間の後で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

passage

10年経ったね…
今日の空は、あの日とそっくりだったよ。

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投稿日:2017/03/17 22:13:26

文字数:411文字

カテゴリ:歌詞

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