1A

踊らされるまま 騙し騙されて 斬った張ったの檻の中で
欲塗れの身を横たえ 下卑た笑いで嘯く
「さあお入んなさい お代は要らない 貴方も何方も寄っといで♪
永遠(とわ)の快楽(ゆめ)を魅せてあげる 此処は絶望見世物小屋(サーカス)」

1B

「創造主(かみ)」の掌(て)の中飼い慣らされ 何時しか喪くした牙と声
凍てつく涙 届かない

1サビ

「僕が『僕』として生きられる未来(あす)はまだ其処にありますか?」
感情(こころ)押し殺し生贄求める無様な道化師(ピエロ) 成れの果て
藻掻き足掻けども変えられぬ景色 諦めさえ憶えて
従順へと堕ち内なる嘆きに耳を塞ぐ現実(今)…救いは無いと知る

2A

光差し込まぬ灰色の夜明け
開く瞼に何も見えず生き場を無くした亡者の群れが揺蕩う

2B

一寸先の扉にさえ手を掛けられない
立ち込める闇はあまりに深すぎて

2サビ

「何を受け入れて何を拒むのか?」
その答えも見えぬまま 奪われ続けるだけの日々溺れ 気づけば心は壊死した
冴える痛覚と裏腹に鈍る「生存」への渇望
軋ませた脳は愚かな道化師(ピエロ)を同じ夢映す眠りへと誘う

C

薄れ逝く意識の中で語り掛ける声…安らぎに身を委ね 目を開く
「足掻かなければ救えない 願い続けた理想(ゆめ)を 今こそその手に…」

3サビ

僕が『僕』として生きられる未来(あす)がまだ此処にあるのならば
心に宿した刃抜き払い 血塗りの宿命(さだめ)に抗え!!
奪われた日々(とき)を嘆くよりも 今諦めを斬り裂いて
「創造主(かみ)」の名の下に塗り固められた まやかしの楽園(EDEN)滅ぼすその日まで

ラスサビ

「ラララ~×4♪」

僕だけの未来(あす)を掴み取るための漆黒の聖剣(つるぎ) 今この手の中に…!!


============読み============


1A

おどらされるまま だまし だまされて きったはったのおりのなかで
よくまみれの みをよこたえ げびたわらいでうそぶく
さおはいんなさい おだいはいらない あなたもどなたもよっといで
とわのゆめを みせてあげる ここはぜつぼうさーかす

1B

かみのてのなか かいならされ いつしかなくした きばと こえ
いてつくなみだ とどかない

1サビ

ぼくがぼくとして いきられるあすは まだそこにありますか
こころおしころし いけにえもとめる ぶざまなぴえろ なれのはて
もがきあがけども かえられぬけしき あきらめさえおぼえて
じゅうじゅんへとおち うちなるなげきに みみをふさぐいま すくいはないとしる

2A

ひかりさしこまぬ はいいろのよあけ ひらくまぶたになにもみえず
いきばを なくした もうじゃのむれがたゆとう

2B

いっすんさきのとびらにさえ てをかけられない
たちこめる やみは あまりに ふかすぎて

2サビ

なにをうけいれて なにをこばむのか そのこたえもみえぬまま
うばわれつづける だけのひびおぼれ きづけばこころはえしした
さえるつうかくと うらはらににぶる せいぞんへのかつぼう
きしませたのうは おろかなぴえろを おなじゆめうつす ねむりへといざなう

C

うすれゆくい しきのな かでかたりか けるこえ やすらぎにみをゆだね めをひらく
あがかなければ すくえない ねがい つづけたゆめを いまこそそのてに

3サビ

ぼくがぼくとして いきられるあすが まだここにあるのならば
こころにやどした やいばぬきはらい ちぬりのさだめにあらがえ
うばわれたときを なげくよりもいま あきらめをきりさいて
かみのなのもとに ぬりかためられた まやかしのえでん ほろぼすそのひまで

ラスサビ

「ラララ~×4♪」

ぼくだけのあすを つかみとるための しっこくのつるぎ いまこのてのなかに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Rebellious Clown

maika様の楽曲
https://piapro.jp/t/qtQ2
に応募させていただいた作品です。

現代社会のしがらみやブラック企業のストレスといった抑圧に迎合し、気づけば自分と同じ存在を作り出そうとする方に回ってしまっている現状からの脱出を目指す主人公像を、ファンタジー世界に置き換えて書いてみました。

作中の道化師(ピエロ)は他ならぬ主人公自身で、「創世主(かみ)」とは会社の上司や、社会のシステムを作り出した側の人間を表しています。

どうぞよろしくお願いします。

閲覧数:127

投稿日:2023/03/31 04:23:14

文字数:1,603文字

カテゴリ:歌詞

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