私は私にはなりたくなかった、あのコになれたら良かったのに。

行き交う人々は皆んな遠くで楽しそうに笑っている。
どうして私はあそこに居ないんだろう。

皆んなは口を揃えて言う、あのコは特別だから、あのコは住む世界が違うから、あのコには私達の気持ちは解らないから。

知りたかった、でも私はどうすれば知る事が出来きたのか、まだ見つけられずにいた。
私はこの後悔をどうすれば良いのか、今もまだ知らないまま。


あのコは私になりたかったと言う、代われるものならば代わりたい。

私もいつかは皆んなと笑い合う日が来ると思っていた。
でもそんな淡い期待は空へと消えた。

期待をされて嬉しかった、頑張り応えたかった、皆んな喜んでくれていたのに、どうして私は今でも1人ぼっちなんだろう。

悲しかった、この苦しみからどうすれば解放されるか、そればかりを考えた。
あのコと私一体何が違うと言うの、誰も教えてくれない。

皆んなと一緒が良かった、何て本当は嘘、自信が無かっただけかも知れないね、本当はね少し弱音を吐いて甘えたかった。

雨に濡れて、これまでの想いに私は突き動かされる、そうして私は行くよ。
もしもこの雨が止んだならばあの空には、虹が架かると良いな。
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1わたしはわたしにはなりたくなかった、あのコになれたらよかったのに。

2いきかうひとびとはみんなとおくでたのしそうにわらっている。
どうしてわたしはあそこにいないんだろう。

3みんなはくちをそろえていう、あのコはとくべつだから、あのコはすむせかいがちがうから、あのコにはわたしたちのきもちはわからないから。

4しりたかった、でもわたしはどうすればしることができたのか、まだみつけられずにいた。
わたしはこのこうかいをどうすればいいのか、いまもまだしらないまま。


1あのコはわたしになりたかったという、かわれるものならばかわりたい。

2わたしもいつかはみんなとわらいあうひがくるとおもっていた。
でもそんなあわいきたいはそらへときえた。

3きたいをされてうれしかった、がんばりこたえたかった、みんなよろこんでくれていたのに、どうしてわたしはいまでもひとりぼっちなんだろう。

4かなしかった、このくるしみからどうすればかいほうされるか、そればかりをかんがえた。
あのコとわたしなにがいったいちがうというの、だれもおしえてくれない。

3みんなといっしょがよかった、なんてほんとうはうそ、じしんがなかっただけかもしれないね、ほんとうはねすこしよわねをはいてあまえたかった。

4あめにぬれて、これまでのおもいにわたしはつきうごかされる、そうしてわたしはいくよ。
もしもこのあめがやんだのならばあのそらには、にじがかかるといいな。