深夜2時。モニターの青白い光だけが部屋を照らしている。
フリーランスになって3年。孤独には慣れたつもりだった。
一人でカフェに入ること、誰とも話さない日があること、そういう表面的な孤独には。
でも本当の孤独は、違うところにあった。
エラーログを見つめている時。500エラーが返ってくる理由を探している時。
コードを何度読み返しても原因が分からない時。
会社員時代なら「ちょっと見てもらえますか?」と隣の席に声をかけられた。
先輩が「あー、これね」って3秒で解決してくれた。あの何気ない日常が、どれだけ温かかったことか。
今は違う。
バグと僕、一対一の勝負。誰も助けてくれない。Stack Overflowも、AIも、結局は冷たいテキストでしかない。
でも不思議なもので、その孤独感がたまらなく愛おしい時もある。
長時間格闘した末にようやく原因を見つけた瞬間の、あの静寂の中の小さな勝利感。
誰とも共有できないけれど、確かに存在する充実感。
コミットメッセージに「fix: 謎のバグを修正」と書きながら、一人でニヤけている自分。
孤独は辛いけれど、同時に僕だけのもの。
この静寂の中でコードと対話している時間が、実は一番自分らしいのかもしれない。
朝が来る。また新しい一日が始まる。今日もバグと、孤独と、小さな勝利と向き合っていく。
それが僕の選んだ道だから。
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