(歌、なのか?)

 幸宏のバンドに、ボーカル担当の河瀬由佳里という女性がいる。幸宏や石神と同じ一回生である。彼女の歌声はパワーと声量に定評があるのだ。実は彼がバンドに入った理由は、彼女の歌唱力が少なからず絡んでいた。

 彼女の歌唱力を見込んでバンドに入ったのだ。ベースの富竹、リードギターの板橋、そしてドラムの石神の腕も良かった。それを考えると、幸宏にはある種の実力主義を持っているのではないのだろうか。

 だが彼女には、人を感動させる何かが欠如している。幸宏は彼女の歌声を聴いてそう感じた。由佳里の声には、幸宏の心を揺さぶるものは存在しなかったのだ。それでも彼女の歌唱力はアーティストとして見れば上であったから、幸宏はAEMEATHに加入した。

(歌が上手くても、声に聞き手の心を揺さぶるものがなければ、何もならない。確かに彼女は上手いさ。しかし彼女には人を元気にしたりパワーを与える力はあれど、感動させる力はない。それが残念だ)

 それが、幸宏なりの見解であった。さらに彼の中では、歌が上手い=感動を与える、という方程式も成り立っているらしい。

 幸宏が気がつくと、降りるべき駅である河原町駅に車両が停車していた。幸宏は足早に車両から去った。

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Fragile angel 4

ミク早く登場させないと
(-_-#)

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投稿日:2010/08/21 23:21:12

文字数:529文字

カテゴリ:小説

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