
夜がまた訪れて街は寝息を立てる
月の下で私は一人彷徨う
今日はやることもなく太陽を浴びもせずに
暗い部屋の片隅で夜を待ち続けた
鳥のように空へ羽ばたければ
歩き疲れることなんてなかった
ぶら下がったままのこの記憶を
愛することも憎むこともできない
それでも夢を見ることを
決してやめるわけにはいかない
中身のない宝探しは続く
どこで間違えたのか戻る道も分からず
月の下で私は一人彷徨う
誰のせいでもなくて弱い自分を責めて
宛てのない感情を吐き出し空へ叫ぶ
鳥のように空へ羽ばたければ
歩き疲れることなんてなかった
ぶら下がったままのこの記憶を
愛することも憎むこともできない
それでも私はここにいる
今は素直になれないけれど
ほんの僅かだけでも手を伸ばしてみよう
00:00 / 02:45
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想