ぼんやりと障子を透かした薄藤色に誘われて裸足のままで、
冷たい朝日が肌を刺すけれど僕の心は満ち充ちていたんだ。

暗がりに覗く町並みだけは昔とあんまり変わらないね。
流れる景色をふと横切るのは髪の柔らかい子供達。
「ピンクの象でも見に行かないか」と僕らは宵に駆け込んでさ、
苦い憧れを呷って、蒼白い月に雲を掛けてみたよ。

飯事染みた大人ごっこ。
それでも僕らは真剣でした。

張りぼての接吻をした基壇に残った酩酊と、
さよならの寂しさを、何処かに放りに向かうのさ。

惚れた腫れたも遠くに聞こえて、自由に生きているみたいだなあ。
何でもないような振りしたせいかな。強くなれたような気がしたよ。

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋の唄_平成初期編

歌詞です。へへい。

閲覧数:128

投稿日:2014/10/14 19:23:13

文字数:297文字

カテゴリ:歌詞

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