どうか元気で、幸せで

一緒にいてわかったこと
多分、私はここに居られないこと
それでもいいと思ってしまうこと
優しいあなたは何も言わないから
それに甘えてしまうこと

終電の合図、忙しなく動く駅
締まるドアと空いたままの心が
今も傷んでいる

改札を抜けた後の、初めて君のいない夜
世界から色が一つだけ抜け落ちたような
あなたを何度嫌って、喧嘩して、困らせたかな
「だけど、どうか元気で、幸せで。」 それだけ願っています

それだけ願っている

一緒にいてわかったこと
あなたの方が少し大人だったこと
それを何故だか悔しく思ったの
一人きりで見下ろした街は
君がいないままなんだよ

慣れすぎた距離を盾に、現実を受け入れれずに
最初から言えばよかったな　素直になれたら
あなたはいつも笑って、最後に謝るのでしょう
だけど今は笑ってくれますか　私が泣いてしまうよ

あなたは今頃、私の知らない街にいるのでしょう
同じね、私もあなたがいない街なんて知らなかったの

ある日、私は一人で君のいる街へ向かっている
驚くかな？それともおどけて、嫌な顔するのでしょうか

改札を抜けた後に、初めて君のいる街へ
私じゃダメかな？欲張り過ぎかな？迷惑じゃないですか
あなたを何度嫌って、喧嘩して、困らせたかな
「どうか、どうか元気で、幸せで。」 私は小石のままで

あなたは幸せでいてほしいな