終電はここで
無情にも動き出す
啼き喚く様に軋んで

涙を飲み込んだところで
君はもう居ない

穴の空いた結末には
酷く脆く巣食う空虚
白紙で埋まる様な今は
君以外なんかじゃ潤せない

枯れた花それは
造花にも満たなくて
空いた席奥に仕舞えず

2つ用意したカトラリー
満たされなくて

抱き抱えた顛末には
二度と二度とは触れない
囲みこんだテーブルさえ
鈍い光に包まれて

忘れる事さえも出来ずに
独りの部屋で

残され哭き喚く独り
「然様なら」と「ごめんなさい」を
暗がり立ち込める匂い
誰にも知られず朽ちていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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誰もいない街

閲覧数:72

投稿日:2024/05/25 01:32:05

文字数:258文字

カテゴリ:歌詞

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