虚誕の街でうまれたぼくら
虚誕の街で育ったぼくら

虚誕の街でうたう僕らを 萬が嗤う

容易く折れた筈の欠片
大切に持っていた欠片

何時の間にやら 欠片を失くす

つくりごとから生まれた街に住まうぼくら
つくりごとから生まれた街でうたうぼくら

萬が嗤う 欠片が消える 萬が嗤う


偽者 虚ろ 虚構 良く言われることさ
本物じゃない街からうまれたぼくらだって偽者
音を紡ぐ声色さえも 完璧な偽物なのさ
例え誰かの悲しみの種を取り除いたとしても

飄々 悠々 延々と 続く時間に厭きただけ
偽物の我侭はお気に召さないかい?
歪な声色の紡ぐ唄 出来栄えは最悪さ
例え誰かが褒めてくれたとしても ね


虚誕の街でうまれたぼくら
虚誕の街で育ったぼくら

虚誕の街でうたう僕らを 萬が嗤う

容易く折れた絆の欠片
大切に持っていた欠片

何時の間にやら 欠片を失くす

つくりごとから生まれた街に住まうぼくら
つくりごとから生まれた街でうたうぼくら

萬が嗤う 欠片が消える 
ぼくらが嗤う声 ジオラマの街に響いて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

grief grief grief...

萬=よろず
欠片=こころ


何時も如く、最初は兄さんイメージだったのに誰か分らなくなってしまった産物。

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投稿日:2008/03/01 23:17:47

文字数:456文字

カテゴリ:その他

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