ねえ　さいごまで　命を大切にできますか？
ねえ　言葉の先の願いを　聞き取れますか？
ねえ　重なり合う波と波を　内側にくり抜けますか？
出来る事の少ない僕らはさいごまで叫び続けますか？

足元の石はいつかはくだけて砂になり風に乗りどこかへと飛ぶのだろうか
いつかは僕もこの足でどこかへ旅立っていくのだろうか
あの鳥は風の上から僕らを見降ろしてその羽で日陰を作るだろうか

時々聞こえるんだ　どこからか警鐘が
動け動けと　進め進めと　急き立て責め立て迫り来る
頭がガンガン痛みだす　蹲って音が止むのを待つことしかできない

ねえ　さいごまで　心を大切にできますか？
ねえ　言葉の先の願いを　聞き取りますか？
ねえ　重なり合う波と波を　内側にくり抜きますか？
出来る事の少ない僕らはどこまで叫び続けますか？

公園の花は咲き誇り枯れて実を残し風に乗せどこかへと飛ばすだろうか
いつかは僕もなにかをどこかへ残して行けるのだろうか
その時は雲の上から僕らを見降ろす太陽はまだそこにあるだろうか

毎日聞こえるんだ　どこからか警鐘が
動け動けと　進め進めと　急き立て責め立て迫り来る
焦燥感圧迫感　どうか僕を　殺　さ　な　い　で！

ああ　さいごまで命を大切にできますか？
ああ　言葉の先の願いを　聞き取れますか？
ああ　重なり合う波と波を　内側にくり抜けますか？
出来る事の少ない僕らはさいごまで叫び続けますか？

殴って潰して全てが壊れたら
この世界は僕に優しくしてくれるだろうか
叫んで叫んで僕が壊れたら
この世界は僕に優しくしてくれるだろうか

さあ　最期まで生命を大切に出来ますか？
さあ　言葉の先の祈りを　聞き取れますか？
さあ　重なり合う闇と波を　内側にくり抜きますか？
出来る事の少ない僕らは最後まで叫び続けますか？
最期まで叫べますか？