静かに近寄る音　悴む指と震え
頼れる人は居らず　ただ立ち尽くしてるだけ
大きな部屋に一人　出口はすでに消えて
終末の足跡を　　　ただ待ち尽くしてるだけ

天の光は僕を見捨てたの？

儚いほどに脆く弱く　叫び声は届かなくて
傷だらけになった僕を　誰か助けてよ

握り締めた鍵は僕を籠の中へと導く
静かに近寄る影　高鳴る鼓動

止まった時間　赤く染まる視界が目に残っていた
僕の時計も止まって　静かに消えてゆく

最後に流れる小さな涙　声はもう出なくて枯れて
意識が遠のく最後に僕は　小さな泣き声が聞こえたんだ