悪霊たちが練り歩く
ゴーストタウンに身を埋めて
淡い憂鬱ケープ代わりに
一人 当てもなく 彷徨う

狂気紛いが 騒ぎ出す夜
抑圧から逃げるように 
溶け込めなくて 出会った二人
隠れる様に 出口探す

カラメテ 抜け出したサバトの夜
マスカレード 虚飾ばかりの
胡乱なサーカスを

追いかけてきた亡者にも
渡せない 偽物じゃない この時は

キャンドルだけが揺らめく
月明かりさえも 消えた世界に
迷い込んだ 二人誘う
見てはいけない 異形達の呼び声

悪霊たちに魅入られた
二人の長い悪い夢
恐怖が描きだす 幻覚に
強く 手を取り 抗う

正気は既に 尽きかけている
狂気の渦が近づく
震える足を 何かが掴む
それでも二人 駆け出した 

抜け出した二人の罪 ブリキのガベル鳴らして
闇夜に響き渡る 鎌の悪魔に 追われても
握った 右の手だけは 離さない

カラメテ 堕ちていく二人舞台
茨で 結ぶ両手が 二人を繋ぎ止める
追いかけてきた魑魅魍魎
朝日に溶かされる様に消えていった 

回りだす二人舞台 ここでは仮面なんてさ
必要無いから

空のステージ 街角見下ろして
手を取って さあ 踊りましょう

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

カラメテ

https://piapro.jp/t/Et9G
こちらの楽曲への応募です。

ハロウィンを拒んだ二人の顛末を詞にしました。

”悪霊から身を守るための催し”というハロウィンの本質をテーマに、ホラー要素と現代のハロウィンに対するアンチテーゼを込めて。

閲覧数:54

投稿日:2024/09/08 08:21:04

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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