≪A≫
折れた剣を突き立てて
動かない勇者の脇を通り過ぎ
悪魔は悲しげに嘆いた
「君さえいなければ」
守られるだけの幸せな日々
潰れて消えてくそこにあった未来
悪魔は楽し気に囁く
「君さえいなければ」
≪B≫
「不思議なことを言うもんだね」
烏は吐き捨てるように笑う
「一番残酷な優しさを
君が語るだなんて」
≪サビ≫
「ごめんなさい」
愛した人、愛された人、
戸惑うような世界の中
崩れかけの城を守る健気な従者はどこにもいない
壊された欠片 無くした記憶
自業自得と嵐は戦ぐ
「誰か助けてよ」なんて
届くはずもない小さなナミダ
≪A≫
折れた盾を放り投げ
動かない悪魔の亡骸を踏みつけ
天使は悲しげに嘆いた
「君さえいなければ」
守られるだけの幸せな日々
潰れて消えてくそこにあった未来
天使は無表情で囁く
「君さえいなければ」
≪B≫
「不思議なことを言うもんだね」
ちりん、黒猫の鈴が鳴る
「一番残酷な人間が
恋が語るだなんて」
≪サビ≫
「ごめんなさい」
愛した人、愛された人、
躊躇うような世界の中
壊れかけの城を守る健気な従者はどこにもいない
隠された時間 無くした名前
自業自得と海はさざめく
「お願いだから、ねぇ」なんて
届くはずもない小さなサケビ
≪サビ≫
「ごめんなさい」
愛した人、愛された人、
誰を信じる? 混沌に今
崩れかけの君を守る健気な従者はどこにもいない
壊された欠片 無くした記憶
自業自得と誰もが揃えた
「誰か助けてよ」なんて
届くはずもない小さな「―――――」
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