A
遺品集めをしながら歳をとって、
このまま僕も死んでいくのかな?
拾ったものをそっくり落として、
そういうただの中継地点なの。
B
僕の歌を、きっと誰も思い出さなくなるときが来る。
でも僕は、そういうことを望んでいる気がするんだ。
S
遠くにキラキラ見えるのは、
全部が散った花びらで。
君は死んでも星にはならない。
それで安心できるでしょう?
A
窓は結露したままにしておいて。
冷たい雫が優しく窓を曇らせる。
落としたものは蹴飛ばされて、
そういうだけの存在だったわけ。
B
横顔さえ、眺められなくなる日はもう来てしまった。
録音した君の声、息継ぎのノイズがたまらなく好きだった。
S
信じたはずの透明も、
光に透かせば歪んでいて。
僕は死んでも無にしかならない。
少し安心できるでしょう?
C
僕だって知らない。
何も、わからないよ。
S
夜を作る窓の光は、
誰かがいるって証明で。
きっとそこは暖かいんだろう。
そうやって安心してたんだ。
S
遠くにキラキラ見えるのは、
全部が散った花びらで。
君は死んでも星にはならない。
それで安心できるでしょう?
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